今日、ふと、思ったんです。今のこの常識って、どうやって作られたんだろうと。私たちの祖母の世代は、戦争世代。食べるのも必死で、子供たちが疎開している世代です。男の子は、戦争にかりだされ、女の子が勉強できても認められない世代での子育てでした。
そして、戦争が終わり、私たちの母の世代は、高度成長期。父親が会社で働き、母親は専業主婦。私たちは、学歴が高く、いい学校、いい大学に行けば、幸せになれると、みんな偏差値を気にしながら、一生懸命学校に通っていました。その時の常識が、私の常識です。結婚するときも、相手は「三高」(身長・収入の額・最終学歴が高いこと)がベスト!という時代でした。
今はどうでしょうか?先日、テレビでやっていましたが、女性のほうが5歳以上年上のカップルが、年々増えているそうです。女性が働きつづけることが普通になった今、自分らしくあるためには、年下のほうがよいと思う女性が増えたのではないかとのこと。必ずしも、いい学校、いい大学に行けば、幸せになるわけではないことは、もう、みんなわかっているはず。
世の中で起きる痛ましい事件の加害者は、「そんなことする人ではない」という普段はいい人が、突然、豹変して事件を起こしています。
子供たちは、本能的に感じているのかもしれません。一昔前の常識どおり生きることが、幸せへの道筋ではないことを。
何かの記事だったか、本の紹介だったかで、「不登校児は、人間の進化だ」っていうようなフレーズがあり、そうかも

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親のこうあるべきという考えを子供に押し付けるのでなく、子供の生き方を見守る、応援する、というスタンスがただしいのかもしれません。
なかなかそのことに気づかないんですよね。
頭ではわかってたつもりだったけど、私がしたほうがよいと思うすべてのことを否定された今、もう、そうするしかないんだなと、身にしみて感じているところです。
本当にそのくらいに考えないと、常識に縛られてる私には、子供が理解できないかも・・
理解も無理か・・・
でも、それでいいと許しあえるような親子関係ができると、この先、楽しめそうなんですよね。
学歴の常識も、なかなか手強いですね・・・